こんにちは。
岐阜県山県市で玄関ドアのリフォーム工事をさせて頂きました。
中古住宅をご購入され、心機一転、家の顔の玄関ドアをリフォームしたいご相談を頂きました。
既存の玄関ドアは約20年以上使われていました。開閉には問題はありませんが、
これから過ごす長い時間を考えた際に、やっておいた方が良いリフォームです。
非常にレトロなハンドルです。緑青が浮いて雰囲気は良いですが、
カギ自体も古いタイプでピッキングにも弱いです。調べたところシリンダーのみの交換も
可能でしたが、玄関ドア自体を交換でご決断。お見積りをしてGOサインを頂きました。
納期が1週間から10日程度かかりますので、お待ちいただきながら施工日時を設定します。
Tポイントも付きますのでお得ですね!
施工開始。玄関ドア本体や、ガラス、格子などを丁寧に外します。
全体的にスッキリしましたが、ここから枠の余分な部分をカットします。
サンダーを使いますのでこの時点でアルミを切る音が出ます。
既存ドアが片開きや親子ドアの場合は大きな音は出ませんが、袖FIXやランマ付きの
場合は、どうしてもカットする音が出ますのでご容赦ください。
綺麗になりました。
新しく組み立てた枠を仮で設置して、次の工程へ。
新しい玄関枠を水平、垂直、対角をしっかり見ながら留め付けていきます。
ここでまっすぐに設置しないと後に問題が起きる可能性があるので時間をかける工程です。
既存の枠も家自体も長年の使用で少々傾いていたりすることがあります。
これはしょうがないことなのですが、新しく玄関ドアを設置する際は注意です。
また、既存枠の内側に新しい枠を設置しますので、玄関ドアの開口寸法が
少し狭くなります。
しっかり水平と垂直を見て枠を躯体に留め付けた後、玄関ドアを吊りこんでみます。
ピッタリで入りました。問題なしです。
ここからはオリジナルの気密断熱処理です。
既存の枠と新しい枠との間はすき間が必ずあります。というよりも、すき間が出来るように発注をします。
この部分は後の工程で隠れてしまう部分なので、面倒なのであまり処理をしない業者さんもいると思います。
この部分はどの現場もこだわりを持ってすき間を処理します。
モコモコと膨らんで隙間を埋めていきます。量が多すぎて室内側へ出てくることも良くあります(笑)
既存壁⇔既存枠→スカスカ←新枠⇔新玄関ドア
ではせっかくの断熱玄関も意味が無いと思いませんか?
気密断熱処理を行った後、外額縁を取り付けします。
この工程でも現場に合わせて外額縁をカットする必要があります。寸法を見ながら一発勝負です。
既存枠をカバーして隠してくれます。外壁を壊す必要はありません。
外額縁を取り付けした後、外部コーキング処理を行います。
この日は夕立がある予報で空もゴロゴロ言い始めましたので少々急ぎ目に。
気密断熱処理 外部コーキングで雨は室内には入りません。
室内側も既存枠が見える状態ですので額縁でカバーを行います。
現場に合わせて手配をしてありますが、
こちらでも既存の室内木枠に合わせてカットする必要が出てきます。
ビスを打った場所はさらにアルミカバーでキャップされ、全く分からなくなります。
ペアガラスを袖部とランマ部分に納めてお掃除です。
素手や軍手で触りますので新しくても少しは汚れますので。
下枠部分も段差緩衝材を設置します。
既存下枠の上に新しく枠を設置しますので現場によってはどうしても
段差が生じますので必要な場合があります。でも、このカバー工法はタイルを壊す必要はありません。
美しく生まれ変わった玄関ドアです。
ドアの幅も既存よりも大きくして開口を広く、ドアも高くしてあります。
既存が袖付きや親子ドアの場合はご提案しています。値段は一緒ですしね。
既存が片開きの場合はどうしても開口が幅も高さも狭くなってしまいますのでご容赦ください。
夕方に完了しました。夕立も避けることが出来たので良かったです。
外額縁と下枠の一番下の部分は雨水がもしもの時に侵入した場合に
抜けない可能性があるのでコーキング処理は行っておりません。
ですので、気密断熱処理の重要さがお分かり頂けるかと思います。
MADOショップ名東店ではお客様にお喜び頂ける商品価格と丁寧な施工を目指しております。
是非皆様のご用命をお待ちしております。